熱中症の予防と対策は正しい知識から
あなたは、「熱中症」という言葉からどんな場面を想像しますか?
野外で汗をかきながら働く、茹だるような暑さの運動場、また真夏だけの症状であることを想い出す人もいるでしょう。
熱中症とは、「暑熱(しょねつ)環境の下で起こる身体適応障害全般」を指す言葉です。
熱中症という言葉が表わすとおり、熱中症は暑さとは断ち切ることはできません。
とても暑い状況で運動や仕事をする場面では広く注意喚起されているため、一般への認知度は上がってきています。
このように熱中症が一般にも広く知られてきたのに、年を追うごとに熱中症にかかる人が増え続けています。
熱中症が原因で死亡するケースも一向に減少していません。
どうしてでしょうか?
考えられる理由として、我々人間を囲む環境が日々刻々と厳しくなっていことがあげられれます。
一例をあげれば、市街地での「ヒートアイランド現象」や加速する地球温暖化が暑さと熱さを激しくし熱中症患者を多くしているともされます。
最近では、生活のさまざまな場面で熱中症が発生しています。
症状も患者の年齢、体力、生活条件ごとに多種多様で、さまざまな危険性が内在していることも熱中症患者を多くしています。
熱中症の原因として、以前から知られている野外での仕事や運動以外にも、屋内での事務仕事や家事での発症、体の成長が未熟な乳児や幼児、体力が弱い高齢者の日常生活といったように、どんな人にもどんな場所でも熱中症の危険性があるのです。
このホームページでは、熱中症の基礎知識から、熱中症の予防方法、熱中症になった時の応急処置方法を紹介します。
正確な熱中症の知識を知り、予防と対策をきちんとしませう。